2023年12月に急速進行性間質性肺炎のために亡くなった歌手・八代亜紀さん(享年73)。追悼アルバム『八代亜紀 お宝シリーズ 第一弾 忘れないでね』を巡り、4月14日、生前の八代さんの所属事務所・ミリオン企画の大野誠代表取締役社長が《報道にあるニューセンチュリーレコード社発表の問題作品について》と題した声明を公式サイトで発表した。
4月21日にニューセンチュリーレコード株式会社から発売予定のアルバム『忘れないでね』には特典として、若き日の八代さんの一糸まとわぬ姿の写真が2枚封入される予定だということが明らかになり、物議を醸していた。
同アルバムを発売するニューセンチュリーレコードによれば、写真は《八代亜紀が24~25歳の時に同棲していたT社のNディレクターによってポラロイドカメラで撮影された》ものだといい、同社の公式サイトでもその貴重さを強調している。
「同社のH社長はメディアに、写真は当時、八代さんが暮らしていた都内の1LDKの小さなアパートで撮られたものだとコメント。今回の2枚に加え、似たような写真を3枚持っている、とも明かしています」(夕刊紙デスク)
3月13日発売の『女性セブン』(小学館)によると、ニューセンチュリーレコードのH社長が写真を入手できた理由について、前出のNディレクターが1982年に設立したレコード会社の経営が傾いた際、他の歌手の原盤権や会社にあった財物一式を買い取ったからだという。H社長は今回のリリースは“何の問題もない”と主張していると記事では伝えている。
この報道の時点で、ニューセンチュリーレコードには故人の私的な、しかも一糸まとわぬ写真を利用したビジネスだと批判が殺到していた。
4月10日、同社は公式インスタグラムを更新して、以下の声明を発表した。
《最近 八代亜紀に関する者達によって同一人物と思われる悪質な内容記事が多く見受けられます》《週刊誌でも事実では無い事を書かれて非常に迷惑を及ぼされていますので当方としては業務妨害・その他において司法当局に相談している最中です》
そして、告知通りにアルバムを販売する旨を主張したうえで、
《全ての権利が当社にある以上 どこの
どなたのイヤガラセを受けようとも
受けて立つ所存ですし 問題の写真類一式
を買い取って頂ければお譲りする
方針です。ここに通知します。
こそこそしないで堂々と交渉されればと存じます。》
とつづっていた。