■ヤクルトはポスティング容認もケガの影響は…? 三冠王 村上宗隆「渡米前の宿題」
これはもう、「さすがの村神様」と言う他ない。
長期離脱中だったヤクルトの主砲・村上宗隆が、7月29日のDeNA戦で103日ぶりに1軍復帰。その初打席で、早くも確信歩きの豪快弾を左翼席へと叩き込んだ。

「打球は村上らしい逆方向。それを目下、防御率1点台を誇る相手の左腕エース・東克樹(29)から打ったというのも大きかった。
オフのポスティング移籍を明言している彼にとっても、価値ある一発になったのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)
実際、三冠王を獲った23年をピークに、ここ2年は成績も急降下。現地からは、同じ左の筒香嘉智(33)と似たタイプとして、評価を下げているとの情報もある。
「それだけに、彼にとっては残り試合で、いかにアピールできるかが鍵。とりわけ、自身の強みである本塁打を量産できるかが“宿題”となってきます。岡本も同時に渡米となれば、それだけ競争はさらに激しくなりますからね」(スポーツ紙記者)
ただ、村上にとっての救いは、所属ヤクルトにCSの芽すら、ほぼないこと。
己の打棒にのみ専念できる状況がすでにあるのは、岡本にはない強みだろう。
「ヤンキースが、同じ左の三塁手・マクマーン(30)をロッキーズから獲得するなど、現地でも動きがある。ただ、村上ほどの実績があれば、間違いなく需要はある。たとえ球団がどこでも、ジリ貧のヤクルトに居続けるよりはマシでは」(前同)
おそらく、これで見納め。“村神様”の本領発揮に期待したい。