猛虎・阪神が強くなった理由は「甲子園の野次」と「凄腕スカウト」だった 2位以下に圧倒的な大差でセ・リーグを独走中

ピンズバNEWS編集部 ピンズバNEWS編集部
2025.07.29 20:00

■有働由美子も“めちゃくちゃ行儀がいい”と驚き

 さらに、甲子園のファンも“成長”が見えるという。

「昨年、球団公式SNSの動画内で元阪神の能見篤史氏が“悪意に満ちたその声をやめませんか”と訴えるほど、阪神のヤジは過激でした」(在阪スポーツ紙デスク)

 だが、今年は違うという。「虎ファンで知られるフリーアナの有働由美子氏が久々に甲子園で観戦し、“めちゃくちゃ行儀がいい”と、その変化に驚いたことをラジオ番組で語っていました。事実、誹謗中傷のような野次はないです」(前同)

 前出の今成氏も頷く。

「確かにファンの意識の変化は感じます。僕が現役の頃はライトを守ってると、“引っ込め!”とか言われたりもしましたから。自分の本職がキャッチャーなので“俺も代わりたいよ!”と冗談で返したりね(笑)」

 セ界では、しばらく阪神の黄金時代が続くか!?

今成 亮太(いまなり・りょうた)
埼玉県富士見市出身の元プロ野球選手。北海道日本ハムファイターズ(2008~2011年)と阪神タイガース(2012~2016年)で活躍。現在はスポーツコメンテーターとして野球解説やスポーツコーナーを担当する一方、持ち前の明るさを活かしてバラエティ番組などでも活躍する。また、子供たちに野球を教えるスポーツアカデミーを運営するなど野球振興に努めている。

熊野 輝光(くまの・てるみつ)
香川県木田郡出身の元プロ野球選手。志度商業高校(現志度高校)卒業後、中央大学などを経て、阪急に入団。外野手として、新人王を獲得するなど活躍。プロ入り前の1984年のロサンゼルス五輪では、公開競技の野球で金メダルに輝いた。現役引退後はオリックスでコーチを務めた後、スカウトに転身。阪神のスカウトでは、才木浩人投手や伊原陵人投手らを担当した。現在は香川オリーブガイナーズ監督。

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