■主力を根こそぎ獲得した2020年のドラフト
そして、20年にはサトテル(1位)、伊藤将司(2位)、村上頌樹(5位)、中野拓夢(6位)、石井大智(8位)と、現在の主力を根こそぎ獲得している。
「村上は肘の故障で、大学の最終学年は秋に1試合登板のみ。中野は背が低いうえ、体重は60キロ台で、地元の中日も完全に見逃していた選手。まさにスカウトの眼力です」(在阪スポーツ紙デスク)
熊野氏は、こうも言う。
「昨季のドラフトで僕が伊原陵人(24)と今朝丸裕喜(19)を推し、1位と2位で指名されたことは嬉しくもあり、驚きでもありました。
特に今朝丸について、藤川球児監督は“大事に育てます”と。阪神は、先まで見据えたチーム作りができていると思います」