「赤字328億円」フジテレビ、止まらない人材流出「ドラマはリメイクばかりにバラエティは2種類に…」心配の声

ピンズバNEWS編集部 ピンズバNEWS編集部
2025.06.17 21:06
「赤字328億円」フジテレビ、止まらない人材流出「ドラマはリメイクばかりにバラエティは2種類に…」心配の声 中居正広氏、フジテレビ本社(C)ピンズバNEWS

 2025年上半期、揺れに揺れたフジテレビ。その親会社であるフジ・メディア・ホールディングス(FMH)の株主総会が6月25日に迫っている――。

 元タレントの中居正広氏(52)と同局の元女性アナウンサーA(3月31日に公開された第三者委員会の調査報告書より)のトラブルに端を発した一連のフジテレビ問題で、多くのスポンサー企業が同局から撤退することに。

 FMHは5月16日にフジテレビの2025年3月期決算を発表したが、純損益が328億円の赤字に転落したということも明らかになった。

「女性トラブルが起きた当時、対処に当たった前社長の港浩一氏(73)と元専務の大多亮氏(66)の法的責任を追及する方針だということも6月5日、フジテレビが発表しました。

 また、中居氏からの依頼で女性Aの入院先に見舞品を届けたり、弁護士を紹介するなどした元編成部長B氏には降職(4段階)の懲戒処分と、さらに別のハラスメント事案もあったとして懲戒休職(1か月間)という処分が下りました。

 人事面ではこれでひと段落といったところでしょうが、今年の株主総会が紛糾することは必至。まだまだ事態の収束が見えてこないフジテレビですが、人材の流出も止まらない状態にあるといいます」(民放キー局関係者)

 上野樹里(38)が主演を務めた1月3日放送のドラマ『監察医 朝顔2025新春スペシャル』を担当した女性プロデューサーB氏が、フジテレビを離れるという。

「Bさんは、石原さとみさん(38)主演の月9ドラマ『5→9~私に恋したお坊さん~』(15年10月期)で初プロデュースを務めて以降、単発作品も含めて毎年最低1本はドラマのプロデューサーを担当。

 初の単独プロデュース連ドラとなった『監察医 朝顔』(19年7月期)は20年10月期にシーズン2も放送され、『2025新春スペシャル』が放送されるなど、同作は上野さんのキャリアを代表するドラマになりましたからね。

 その後も綾瀬はるかさん(40)主演の『元彼の遺言状』(22年4月期)、吉沢亮さん(31)主演の『PICU 小児集中治療室』(22年10月期)なども担当。業界内でも名が知られる敏腕プロデューサーとして活躍してきましたが、彼女が辞めるのはフジテレビにとっては大きな痛手でしょうね……」(前同)

 5月、本サイトはフジテレビに、B氏の退社について問い合わせたところ、「社員の個別事案に関しては、お答えしておりません」ということだった。

 フジテレビのドラマプロデューサーでは、北村匠海(27)が主演を務めた大人気漫画の大型実写映画『東京リベンジャーズ』シリーズ(21年~23年/全3作)を担当したO氏が同局を退社し、Netflixのプロデューサーに転身したことも明らかになっている。

 また、事情は違うものの、椿原慶子アナウンサー(39)と永島優美アナ(33)も3月末をもってフジテレビを退社、岸本理沙アナ(25)の6月末での退社も決まっている。

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