【非違行為で平社員に】フジ元編成部長B氏、許されなかった中居正広氏最優先「100万円運搬とワイドナショー弁護士の紹介」

ピンズバNEWS編集部 ピンズバNEWS編集部
2025.06.05 21:46
【非違行為で平社員に】フジ元編成部長B氏、許されなかった中居正広氏最優先「100万円運搬とワイドナショー弁護士の紹介」 中居正広氏、フジテレビ本社(C)ピンズバNEWS

 フジテレビの清水賢治社長(64)が6月5日17時30分より記者会見を行ない、元タレントの中居正広氏(52)の女性トラブルに関与したと報じられた当時の編成部長B氏(3月31日に公開された第三者委員会の調査報告書より)らの処分を発表した。

 中居氏の女性トラブルに端を発した一連のフジテレビ問題で、多くのスポンサー企業が同局から撤退。フジ・メディア・ホールディングス(FMH)が5月16日に2025年3月期連結決算を発表したが、純損益は201億円のマイナスとなった。

 また、FMHとフジテレビが5月30日に発表した調査でも、CM出稿を《継続・再開した》または《再開したい》と回答した企業は約3割。7割の企業がいまだにフジテレビへCM出稿することに消極的な姿勢にある。

 元編成部長B氏らの懲戒処分の内容を議論する賞罰審査委員会について清水社長は、メンバーの多様性などを考慮した構成とし、合計5日間6回に分けて合計12時間以上の審議を重ねて一連の処分に至ったと説明。

 懲戒処分などの内容を判断するにあたって、外部の弁護士から過去の裁判例や他社の類似事案の一般的な水準に照らして妥当と考えられる処分の程度についての助言を受け、判断の客観性を高めるために他の弁護士によるセカンドオピニオンも受けたという。

「B氏は《職務執行が困難になったため》という理由により1月30日付で『人事局付』に異動していましたが、このたび“非違行為”により降職(4段階)、懲戒休職(1か月間)という処分が下ることになりました。4段階の降職というのは平社員になることだといいますね。

 女性トラブルにつながる23年5月31日に中居氏が所有するマンションで開催されたBBQパーティーにおいても、B氏は《アナウンサー調整してみます。何時からどこでバーベキューするイメージですか?2~3人いれば大丈夫ですかね??》と、中居氏のリクエストに応じて被害を訴えた元フジテレビアナウンサーの女性Aさんを含む複数の女子アナをアテンドしたといいますよね。

 また、第三者委員会はB氏の一連の対応について《中居氏サイドに立ち、中居氏の利益のために動いた》と批判しました。B氏の動きによって、結果的に中居氏と被害女性Aの間にトラブルが生じ、それがその後、フジテレビに大損害が生まれる事態に繋がってしまったと。5日の会見でも記者から、B氏への処分は甘いのでは、という声が上がり、清水社長も当初、そういう思いを抱いたことを明かしていました」(ワイドショー関係者)

 賞罰審査委員会が特に問題視したB氏の行ないは、中居氏の要望を受け、被害を受けた元フジテレビアナウンサーのAに見舞品を届けたこと。そして、「弁護士を紹介してほしい」という中居氏からの依頼に、フジテレビの番組に出演している弁護士を紹介し、中居氏が当該弁護士に相談できるように調整したことだった。

「賞罰審査委員会はB氏のこの動きを女性Aさんへの二次加害となり得る不適切な行為だとし、“非違行為”だと断じています」(前同)

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