永野芽郁問題の余波でツッコミドラマ化が加速…阿部寛『キャスター』不自然演出の連発に日曜劇場ブランドに危機

ドラマライター・ヤマカワ ドラマライター・ヤマカワ
2025.05.18 07:00
永野芽郁問題の余波でツッコミドラマ化が加速…阿部寛『キャスター』不自然演出の連発に日曜劇場ブランドに危機 阿部寛、永野芽郁(C)ピンズバNEWS

 阿部寛(60)主演の日曜劇場『キャスター』(TBS系/毎週よる9時)の第6話が、5月18日に放送される。11日放送の第5話は、平均世帯視聴率が10.8%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と前回から0.4ポイント微増したが、視聴者から多くのツッコミの声があがった。

 同ドラマは、民放テレビ局・JBNで視聴率低迷にあえぐ報道番組『ニュースゲート』を舞台に、型破りなキャスター・進藤壮一(阿部)が、周囲を巻き込みながら真実を追求し、社会の闇を暴いていく社会派エンターテインメント。不倫・二股疑惑が報じられた永野芽郁(25)に注目が集まっている

 第5話は、ディレクター・梶原(玉置玲央/40)が、警察官による暴行事件のもみ消しスクープをつかんだ。梶原と旧知の仲である赤坂南署の竹野署長(緒川たまき/54)が、内部告発をしたいと申し出る。しかし、約束の時間になっても竹野は姿を見せず、それどころか、暴行事件自体を否定する緊急会見を開いていた。

 梶原は、社会部の恵梨香(菊池亜希子/42)がスクープ報道に反対していたため、彼女が警察上層部に情報をリークし、竹野に圧力をかけたのではないかと考える。そんな中、進藤は赤坂南署の一日署長を申し出る。当日、進藤は指輪を落としたと言って署長室に入り、竹野のパソコンに侵入するが……という展開。

 本作は、かねてよりご都合主義の展開が多く、ツッコミの声が相次いでいたが、今回はかなり不可解だった。特に、村崎参事官(手塚とおる/62)が、暴行事件を起こした大木巡査部長の机でパソコンを探していたとき、進藤たちが現れたシーンには、X上で、《どうやって警察内部に報道が入れたんだ? しかもパソコンもすり替えてるし》などと指摘する声が。

  1. 1
  2. 2
  3. 3