■ゾンビ娘役のチェ・ユリとゾンビ娘の父の親友役ユン・ギョンホは『梨泰院クラス』コンビ
ユン・ギョンホ(1980年生まれ)がゾンビ娘の父の親友を、チェ・ユリ(2009年生まれ)がゾンビになった娘を演じている。
『梨泰院クラス』では、主人公のパク・セロイ(パク・ソジュン)の父親が巻き込まれたひき逃げ事件を担当した刑事にユン・ギョンホが、その中学生の娘役にチェ・ユリが扮していた。チェ・ユリのチャーミングな(?)ゾンビぶりは、『新感染 ファイナル・エクスプレス』で発車直前のKTXに乗り込んだ感染者(シム・ウンギョン)に匹敵する。
ユン・ギョンホは20年くらい前から数多くのドラマや映画に出演しているバイプレイヤーだ。チュ・ジフン主演『トラウマコード』でも同僚医師の役どころで、存在感を放っていた。日本でもカルト的な人気のある映画『昼間から呑む』では冒頭、主人公とともに酔っ払って、「明日、江原道に旅行に行こう!」とはしゃぐ友人の一人を演じていた。
ゾンビものは、原点といえる映画『ゾンビ(原題:DAWN OF THE DEAD)』などの文法をなぞりながらも、感染や感染対策に新しいアイデアを盛り込むことで魅力的な作品になる。Kゾンビにもそんな作品が少なくない。『ゾンビ娘(原題)』では田舎町でゾンビ禍が始まって早々、主人公が高齢者ゾンビに噛まれるが、感染を免れた理由がユニークだった。日本公開の報が待ち遠しい。

