中村倫也『Shrink-精神科医ヨワイ-』続編はほぼ確定か「安心できる」称賛殺到の誠実な良作が示した次への伏線

ドラマライター・ヤマカワ ドラマライター・ヤマカワ
2024.09.14 08:30
中村倫也『Shrink-精神科医ヨワイ-』続編はほぼ確定か「安心できる」称賛殺到の誠実な良作が示した次への伏線 中村倫也(C)ピンズバNEWS

 中村倫也(37)主演の連続ドラマ『Shrink-精神科医ヨワイ-』(NHK総合/土曜よる10時)の最終回(第3話)が、9月14日に放送される。主人公の精神科医・弱井幸之助に、中村がハマりすぎていると話題になっている。

 本作は、『グランドジャンプ』(集英社)で連載中の原作・七海仁、漫画・月子による同名コミックのドラマ化。新宿の片隅で「新宿ひだまりクリニック」を開業している、若く優秀な精神科医・弱井と、看護師・雨宮陽美(土屋太鳳/29)が、精神疾患にかかった患者たちをきめ細かな診療で治療していくヒューマンドラマ。

 精神医療のを舞台にし、8月31日放送の第1話では「パニック症(パニック障害)」、9月7日放送の第2話では「双極症(双極性障害」)と、デリケートなテーマを扱った作品だが、その誠実な作りと、それぞれの役柄にハマった俳優陣たちの演技に、視聴者から多くの称賛の声が上がっている。

 第2話は、弱井と雨宮が最近、常連になったラーメンチェーン店の店長・谷山玄(松浦慎一郎/41)は、寝る間も惜しんでラーメン作りに励み、店の売り上げはチェーンのトップ。しかし、毎日帰りが遅い玄のことを、妹・楓(土村芳/33)は心配していた。その矢先、玄は突然ベッドから起き上がれず、出勤できない状態に陥る。

 玄は心療内科「早乙女クリニック」で診察を受け、処方された鬱病の薬を服用するが、今度はハイテンションで動き回ったり、爆買いしたりと、人が変わってしまったようになる。驚いた楓が弱井に相談すると、彼も躁状態の玄を見かけていたため、 躁鬱状態を繰り返す病気、双極症ではないかと診断する……という展開。

 視聴者のX(旧ツイッター)上の反響は、《玄さんに対して「大丈夫ですよ」って声をかける弱井先生のあったかい声と表情がしみた。目を見て優しい顔で語りかけてくれるところが本当に安心できる。中村倫也のハマり役!》《倫也さんハマり役だ…正しく弱井先生そのものだ…ネクタイもかわいい》など、中村への称賛の声が多い。

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