「目線と角度が完璧にキス」 『西園寺さん』、月9『海のはじまり』を視聴率で凌駕した「松村北斗沼」破壊力

ピンズバNEWS編集部 ピンズバNEWS編集部
2024.07.24 10:58

■目黒蓮主演の“月9”を凌駕

 制作会社関係者は言う。

「松村さんは『西園寺さん』の楠見のような、他人に素直に頼れなくて弱さを見せられない役がとてもハマりますよね。最初は一人でどうにかしようとするけどダメで、事情を知ったヒロインや仲間と少しずつ打ち解けて成長していく――その過程を上手く表現できる演技力の高さが評価されています。

『西園寺さん』の楠見も、初登場時は育児で余裕がなくて、他人との間に壁を作っている感じでした。そんな繊細な男性が気を許した相手に見せる穏やかな表情、距離感の近さを見事に演じてみせた松村さんに、“沼落ち”する女性視聴者が続出したのは当然かもしれません。

 本作は現在放送中の7月ドラマでも、現在テレビ界が最重要視している13~49歳のコア視聴率が好調で、実は、前評判が抜群に高かった『海のはじまり』(フジテレビ系/月曜9時~)を凌駕しているんです。見やすくて楽しいストーリーに加え、発生した“松村北斗沼”……今後、ますます数字を上げてきそうです」

 Snow Manの目黒蓮(27)が主演するフジテレビの“月9”『海のはじまり』は、ある日突然、娘の存在を知り、シングルファーザーとして生きることになった青年の物語。

 スタッフに目黒の出世作『silent』(22年10月期)の村瀬健プロデューサー、脚本家の生方美久氏、監督・風間太樹氏らが再結集。さらに、有村架純(31)、大竹しのぶ(66)、池松壮亮(34)など主演級の一流俳優陣が揃っており、今夏のドラマでは放送前からひときわ話題を集めていた。

※画像は『海のはじまり』の公式X『@umi_no_hajimari』より 

 しかし、7月3週のコア視聴率では、『海のはじまり』の第3話(15日)が2.4%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)だったのに対して、『西園寺さん』の第2話は(16日)は2.6%と、『西園寺さん』が上回っているのだ。

「『海のはじまり』に対しては“重い”“しんどい”という声が多く寄せられており、ライト層の支持を得られていない感じですね。脚本のクオリティも高く、映像も美しい素晴らしいドラマではあるのですが、視聴率は伸び悩んでいて、初回からは下降傾向にあります。

 一方、『西園寺さん』は同じシングルファーザーを題材にした作品ですが、雰囲気の明るさも影響しているのか数字をキープしていて、メインの2人の恋模様や、松村さんのキュンキュンくる活躍で、さらにファンを増やしていきそうな気配を感じさせます。

 次週、7月30日放送の第4話は、西園寺さん(松本)が《芽生えてしまった恋心らしきものを全力で駆逐する!》というラブコメ感のマシマシな内容ですし、それを受けて楠見(松村)とのやり取りも多いことが予告からも伝わる。見やすくて面白い作品として、さらに支持を集めていきそうです」(前同)

 思わぬダークホースとして注目度急上昇の『西園寺さんは家事をしない』。4話以降、松村が作る“沼”はますます拡大していくのかも。

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