「山田孝之にみえた」の声も…『あんぱん』北村匠海・嵩、激変ヒゲもじゃ姿に視聴者が感じた「飢えと死」戦争の壮絶

ピンズバNEWS編集部 ピンズバNEWS編集部
2025.06.24 02:33
「山田孝之にみえた」の声も…『あんぱん』北村匠海・嵩、激変ヒゲもじゃ姿に視聴者が感じた「飢えと死」戦争の壮絶 北村匠海  ※画像はNHK連続テレビ小説『あんぱん』公式Xより

 今田美桜(28)主演、北村匠海(27)が相手役を務めるNHK連続テレビ小説『あんぱん』の第62話が6月24日、放送された。北村は第12週(6月16日~20日)では“戦争による飢え”を表現するためにげっそりと痩せこける圧巻の役作りが話題となったが、今回も激変したビジュアルが注目を集めた。

【以下、『あんぱん』ネタバレを含みます】

『あんぱん』は、国民的キャラクター『アンパンマン』を生んだ漫画家・やなせたかしさんと妻の小松暢(こまつ・のぶ)さん夫妻をモチーフにした作品。今田が暢さんをモデルにしたヒロイン・朝田のぶを、北村がやなせさんをモデルにした柳井嵩を演じる。

 6月24日放送回の時点で、物語は終戦から5か月後の1946年(昭和21)1月。のぶ(今田)は子どもたちに軍国主義を教えてきたことを悔やみ、教師を辞職。

 のぶの夫・次郎(中島歩/36)は肺浸潤で入院していたが危篤となり、のぶに看取られてこの世を去った。24日放送回は、次郎の死から初七日を迎えた日でもあった。

 その一方で、戦争を生き延びた嵩(北村)は、同回で故郷である高知・御免与町へと帰還。嵩が駅に到着した時、のぶは駅のベンチに座っていたが、お互い気付くことはなかった。それは、のぶが夫・次郎の死を受けてふさぎ込んでいたことに加えて、戦地から戻った嵩の風貌がまるで別人となっていたからだ。

 嵩はボロボロになった軍服に身を包み、もみあげから顎にかけて濃いヒゲを蓄えていた。彼の激変したヒゲもじゃ姿には、

《嵩変わりすぎて誰だかわからないよね!?》
《一瞬、崇が山田孝之にみえた》
《嵩くん、KingGnuの井口さんみたいになってるやん》
《(山田が演じた)闇金ウシジマくんみたいな嵩がご帰還》

 など、俳優・山田孝之(41)や大人気バンド・King Gnuのボーカル・井口理(31)といった、ヒゲが印象的なタレントを思い浮かべる声が多く寄せられている。

 また、変わり果てた嵩の姿、次郎の死にショックを受けているのぶの姿に、

《戦争話は覚悟してたけど。こんな荒んだ顔つきになるとは思わなかったよ》
《ノブも嵩も喪失感だけを抱えて。その目には何もうつっていない》

 と、あらためて戦争の壮絶さを感じ取った視聴者も。

「嵩はなんとか帰れたものの、幼馴染の岩男(濱尾ノリタカ/25)は中国・福建省の地で死んでしまいました。さらに今回、自分よりも優等生だった弟・千尋(中沢元紀/25)も戦死していたことが明らかになりました」(女性誌編集者)

 岩男は嵩と陸軍として中国・福建省の奥地での任務に就いていたが、現地の中国人の少年・リン(渋谷そらじ/7)に撃たれて、その後、息を引き取った。理由は、かつて岩男がゲリラ討伐の任務を受けた際に、リンの両親を殺していたから。岩男もリンに殺されることを覚悟していたフシがあり、あまりにもやるせない最期だった。

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