「飲酒当て逃げ」「新名神逆走」も 外国人ドライバー悪質交通事故急増! 元凶は「外免切り替え制度」にあった

ピンズバNEWS編集部 ピンズバNEWS編集部
2025.06.03 20:00
「飲酒当て逃げ」「新名神逆走」も 外国人ドライバー悪質交通事故急増! 元凶は「外免切り替え制度」にあった 交通事故は起きてからでは遅い! ※画像はphotoAC

 外国人ドライバーによる悪質な交通事故が、頻発している。

「5月14日に埼玉県三郷市の住宅地で、中国籍の男(42)が運転する車が下校中の小学生の列に突っ込みました。男は4人に重軽傷を負わせて、そのまま逃走。18日朝、警察に出頭しましたが、事故直前に飲食店で飲酒しており、酒気帯び運転だったことが判明しています」(全国紙社会部記者)

 その4日後の18日には、再び惨事が起きた。

「ペルー国籍の男(34)が、三重県内の新名神高速道路で、車を10キロ以上逆走。衝突した2台の車を含む、4台もの玉突き事故の原因になりました」(前同)

 日本に滞在する外国人による、相次ぐ自動車事故。2つの事故の容疑者には、ある共通点があった。

「2人とも外国で取得した免許証から日本の免許証に切り替える、“外免切り替え制度”を利用していました。この制度が、外国人ドライバーによる交通事故急増の元凶になっているとの指摘があります」(同)

 外免切り替え制度問題に詳しいモータージャーナリストの諸星陽一氏は、こう言う。

「外国の人が日本で運転するには、2つの方法がある。1つは、自国で国際免許を申請して、日本で運転する方法。もう1つが外免切り替えです」

 例えば、日本人が国際免許証を取得すれば、『ジュネーブ条約』に加盟するおよそ180もの国や地域で車を運転することができる。

「しかし、中国などはジュネーブ条約を批准していません。そのため、自国で国際免許証の取得ができないんです」(前同)

 しかし、どんな制度にも“穴”はあるもの。

「ジュネーブ条約加盟国で外免切り替えを行い、その免許証を使って国際免許を取得します。警察庁の統計では2024年までの10年間で、日本で外免切り替えを行った外国人の数は2・5倍に増えています」(同)

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