『あんぱん』、放送第3週目でつけた『おむすび』との大差の理由 視聴率ワースト作品になかった「3つの魅力」

ピンズバNEWS編集部 ピンズバNEWS編集部
2025.04.20 21:59
『あんぱん』、放送第3週目でつけた『おむすび』との大差の理由 視聴率ワースト作品になかった「3つの魅力」 NHK朝ドラ『あんぱん』主演の今田美桜、『おむすび』主演の橋本環奈 (C)ピンズバNEWS

 今田美桜(28)が主演、北村匠海(27)が相手役のNHK連続テレビ小説『あんぱん』は、4月21日に第4週に入った。物語はまだ始まったばかりだが、同ドラマは視聴率も好調で、毎朝盛り上がりを見せている――。

【以下、『あんぱん』のネタバレを含みます】

『あんぱん』は、国民的キャラクター「アンパンマン」を生んだ漫画家・やなせたかしさんと妻の小松暢(こまつ・のぶ)さん夫妻がモデル。今田が暢さんをモデルにしたヒロイン・朝田のぶを、北村匠海(27)がやなせさんをモデルにした柳井嵩を演じる。

 序盤はのぶを永瀬ゆずな(9)、嵩を木村優来(9)が演じる幼少期編が展開され、第3週(4月14日~)から今田、北村が出演する“本編”が本格的にスタートした。

「『あんぱん』は初回(3月31日放送)の世帯視聴率こそ歴代ワースト3位の15.4%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)でしたが、その後は極端な下降もなく15%台をキープしていて、第3週の時点で人気が安定しています。

 初回の数字が低かった理由には、朝ドラワースト視聴率を更新した直前作『おむすび』(24年度後期)の影響も言われていますね、『おむすび』で離脱してしまった多くの朝ドラ視聴者が、『あんぱん』にも“復帰”しなかったということです」(テレビ誌編集者)

 橋本環奈(26)主演の『おむすび』は、 高校時代に“ギャル文化”と出会った平成元年生まれの主人公・米田結(橋本)が栄養士として人の心と未来を結んでいくという“平成青春グラフィティ”作品。

 同ドラマはダイジェスト感が強すぎるシナリオや“ギャル要素”などが不評で、朝ドラ史上ワースト視聴率を更新してしまったことで知られる。ちなみに、それまでのワースト1位は、倉科カナ(37)主演の『ウェルかめ』(09年度後期)の13.5%だった。

「『おむすび』は特に序盤の“ギャル推し”が視聴層と合わず、スタートしてほどなく数字がガタ落ちしました。第1話は16.8%で始まった同作は、第3週には平均視聴率13.5%にまで下落。『おむすび』はそこからさらに落ちていくのですが……それを考えると、15%台が安定していてまだ伸びしろもありそうな『あんぱん』は、すでに『おむすび』と大差をつけているとも言えそうです」(前同)

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