■いまだにある前任・榎並大二郎アナのほうがよかったという声
『イット！』は２０２４年４月に大幅リニューアルを敢行。同年２月にＮＨＫを退局していた青井をＭＣとして迎えることになった。
その青井はＮＨＫアナウンサー時代に上司の許可を得ずに親族企業から役員報酬を得ていたとして、兼職を禁止する服務準則に基づいて厳重注意処分を受けていたことが明らかに。
注意処分を受け、すぐに報酬は全額返却して役員からも退任したというが、２４年１月１８日に担当していた夜の報道番組『ニュースウオッチ９』（ＮＨＫ総合）を突如として降板したことも重なり、『イット！』のＭＣに就任すると発表された際には《いい番組だと思っていましたがこのままでは イットは見ません》と青井への“拒否反応”が多数上がることになった。
同年３月に行なわれた『イット！』の記者発表会では、青井が「前職の番組を途中で離れてしまったこと、私の家族の一連の報道でご心配をおかけしたことお詫び申し上げたいと思っております」と頭を下げる場面もあった。
「かねてより夕方のニュース番組に合っていないという指摘もありました。青井さんの祖父は百貨店や商業施設を展開する大企業・丸井（マルイ）の創業者。父親は不動産関連会社を経営、青井さん自身は慶應幼稚舎から慶應大学を卒業した生粋の慶應ボーイ。ストレートに言えば超ボンボンのお坊ちゃまですよね。
夕方のニュース番組のメイン視聴者は主婦層ですし、節約情報やお得で美味しい飲食店を取り上げることも少なくありません。そんなニュースを超セレブの青井さんが読み、コメントしても説得力を感じられませんからね。そして、前任の榎並大二郎アナウンサー（３９）のほうがよかったという声もいまだにあります」（前出の広告代理店関係者）
榎並アナは２０年１０月から『イット！』のＭＣを務めたが、青井のＭＣ就任にあたり２４年３月をもって番組から卒業することとなった。
「榎並アナは若手ＡＤにも分け隔てなく接するような優しい人ですし、熱い人でもあった。現場のスタッフはそんな榎並アナを外して青井さんを起用することに反対したといいます。当時は視聴者からも反発の声が上がりましたね」（前同）