手越祐也は「令和の視聴率王」 半年ぶり『イッテQ』で若者数字独占、問題続出の中…“消える”女王に代わり復帰への大期待

ピンズバNEWS編集部 ピンズバNEWS編集部
2025.04.14 22:14

■旧統一教会問題、デヴィ夫人の離脱濃厚に総合演出の問題も…『イッテQ』の逆風

「令和の視聴率王」とも言うべき凄い数字を叩き出している手越の『イッテQ』レギュラー復帰の可能性は――前出の日テレで働く制作会社関係者は言う。

「当然、レギュラー復帰は真剣に検討されているはずですよ。コア視聴率8.9%とか10%超えなんていうのは、普通は考えられないとんでもない数字ですからね。『イッテQ』での手越さんが見たい、という視聴者が多数いる、ということでしょう。

 そして同時に、現在の『イッテQ』には旧統一教会問題やデヴィ夫人(85)の“降板危機”など多くのトラブルがあって、決して順調ではないですからね」

 旧統一教会は、高額献金や霊感商法などの問題で、文部科学省に一昨年、解散命令を東京地方裁判所に請求され、3月25日に解散を命じられた。

 ところが『イッテQ』では、番組準レギュラーのガンバレルーヤが韓国で回転演舞を習うという企画で、旧統一教会系の「リトルエンジェルス芸術団」を入門先に選んでしまい、日テレが謝罪する事態に発展。企画は2月2日に放送される予定だったが、放送直前でお蔵入りとなった。

 また、番組の準レギュラーであるデヴィ夫人ことデヴィ・スカルノ氏(85)は2月12日、日本初の犬猫保護政策に特化した新党『12(ワンニャン)平和党』を結成して、今夏の参院選で自ら比例代表に立候補する準備を進めていることを発表。

「デヴィ夫人が国政に進出する政治団体の代表になるとすれば、“党の代表”として扱われるので、これまでのようにバラエティ番組に出演するというのは放送法の観点からも厳しいと考えられます。『12平和党』が夏の参院選に候補者を出せば、デヴィ夫人はもう『イッテQ』に出られなくなるでしょうね。

 デヴィ夫人は『イッテQ』の人気企画に出演する“視聴率女王”だった。夫人が離脱するとなれば、番組にとっては大きな痛手でしょう」(前同)

 そんな問題続きの『イッテQ』だが、さらに同番組の総合演出であるF氏もピンチを迎えている。

「F氏は、今春ゴールデンに進出した『千鳥かまいたちアワー』なども担当している日テレのエース演出家ですが、彼が総合演出を務めている『月曜から夜ふかし』が放送倫理違反の疑いがあるとして、4月11日に放送倫理・番組向上機構(BPO)の審議対象となったことが発表されましたよね」(同)

 問題となった3月24日放送の『夜ふかし』は、街頭インタビューで中国人女性が“中国では飛んでいるカラスをあまり見かけない”と日本語で語ったのちに“中国ではカラスをよく食べる”という文脈でまったく違うことについて語った言葉を編集して放送。

 日テレの福田博之社長は同31日の定例記者会見で「(担当ディレクターが)とにかく面白いものにしたいという思いで意図的に編集したことが原因」として謝罪した。

「ねつ造編集をしたのは外部の男性ディレクターだったそうですが、当然、番組の放送内容に責任を持つF氏の問題でもある。F氏の常に高いクオリティを求める厳しい姿勢が、ディレクターたちのプレッシャーになったのでは、という意見も出ていますよね。

『夜ふかし』の件で、日テレの全社員、制作会社の社員、協力スタッフ、日本テレビで番組制作に関わる人全員が研修を受けています。

 ただでさえF氏は多くの番組を担当していて大変なのに、『夜ふかし』で打ち切り級のトラブルが発生してしまった。そんな状況ですから、『イッテQ』くらいは安泰であってほしいと思っているはず。手越さんが戻れば『イッテQ』の視聴率が上がるのは間違いないでしょう。もう旧ジャニーズ事務所もなくなったし、復帰のハードルもかなり低くなっていると思われますが……」(同)

 4月13日放送回で「2度目出られると思いませんでしたよ」と話していた手越。3度目の『イッテQ』登場、そしてレギュラー復帰はどうなる――。

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