《ご注文できない商品》八代亜紀さん私的写真付きCD発売中止の動き レコード会社声明ラスト4行に怒り殺到のワケ

ピンズバNEWS編集部 ピンズバNEWS編集部
2025.04.11 23:14
《ご注文できない商品》八代亜紀さん私的写真付きCD発売中止の動き レコード会社声明ラスト4行に怒り殺到のワケ 八代亜紀さん(1981年・撮影/双葉社)

 2023年12月に急速進行性間質性肺炎のために亡くなった歌手・八代亜紀さん。4月21日には、ニューセンチュリーレコード株式会社から彼女の追悼アルバム『八代亜紀 お宝シリーズ 第一弾 忘れないでね』が発売される予定だ。しかし、同アルバムに封入される“私的写真”、それに関する同社からの声明が大炎上し、《#八代亜紀さんの尊厳を守れ》がXでトレンド入りするなど大荒れとなり、すでに大手ECショップでは購入の予約などができない状態になっている――。

「アルバム『忘れないでね』には、特典として若き日の八代さんの一糸まとわぬ姿の写真が2枚封入されています。発売するニューセンチュリーレコードによれば、写真は《八代亜紀が24~25歳の時に同棲していたT社のNディレクターによってポラロイドカメラで撮影された》ものだといい、同社の公式サイトでも、その貴重さがアピールされています。

 同社の社長H氏はメディアに、写真は当時八代さんが暮らしていた都内の1LDKの小さなアパートで撮られたものだとコメントしていました。今回の2枚に加えて、似たような写真を3枚持っている、ということです」(夕刊紙デスク)

 3月13日発売の『女性セブン』(小学館)では、ニューセンチュリーレコード社長のH氏が写真を入手できた理由は、前出のNディレクターが1982年に設立したレコード会社の経営が傾いた際に、ほかの歌手の原盤権や会社にあった財物一式を買い取ったからだと伝えられている。H氏は今回のリリースは“何の問題もない”と主張しているという。

 この報道の時点でニューセンチュリーレコードには故人の私的な、しかも一糸まとわぬ写真を利用したビジネスだと批判の声が多く寄せられていた。

 そして、4月10日、同社は公式インスタグラムを更新し、こうコメントした。

《最近 八代亜紀に関する者達によって同一人物と思われる悪質な内容記事が多く見受けられます》
《週刊誌でも事実では無い事を書かれて非常に迷惑を及ぼされていますので当方としては業務妨害・その他において司法当局に相談している最中です》

 さらに告知通りにアルバムを販売する旨を主張したうえで、

《全ての権利が当社にある以上 どこの
どなたのイヤガラセを受けようとも
受けて立つ所存ですし 問題の写真類一式
を買い取って頂ければお譲りする
方針です。ここに通知します。

こそこそしないで堂々と交渉されればと存じます。》

 という声明を掲載したのだ。

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