「長野智子さん(62)はXに謝罪コメントを出しましたが、4月6日放送の『Mr.サンデー』(フジテレビ系)の出演者の発言内容がかなり燃えていますね」(女性誌編集者)
元フジテレビアナウンサーでジャーナリストの長野智子が4月7日に自身のXを更新。6日に生出演した『Mr.サンデー』で元タレント・中居正広氏(52)の女性トラブルに端を発した「フジテレビ問題」についての発言の一部を謝罪したが、いまだ炎上が続いている。
この日の『Mr.サンデー』では、いつも通りMCを宮根誠司(61)が、進行を藤本万梨乃アナウンサー(29)が担当。スタジオには長野をはじめ、弁護士の橋下徹氏(55)、社会学者の古市憲寿氏(40)らの有識者が出演してフジテレビ問題について討論を行なった。
3月31日、第三者委員会は394ページに及ぶ調査報告書を公表。その中で被害に遭った女性Aが当時フジテレビのアナウンサーだったことが判明。第三者委員会は中居氏と女性Aのトラブルを《“業務の延長線上”における性暴力が行なわれ、重大な人権侵害が発生した》と認定した。
女性Aは23年6月に体調不良で休養し、摂食障害や鬱病で入院し、PTSDと診断されて24年8月末をもって同局を退社している。
『Mr.サンデー』で、なぜ被害女性Aが中居氏の自宅に行くのを拒めなかったのかを論点とした際、長野は「私、嫌だったら行かないと思うんですけど」と前置きし、「やはり、この問題点って、女性アナウンサーでもいろいろいるので。私みたいなのもいるわけですよ」とコメント。
続けて、「会社の中で、たとえば、今回いろんな社員の話を聞くと、いい仕事をするよりも有名人とか政治家とか太いパイプを持ってるほうが評価される空気があったって、結構多くの社員から聞いて」とし、「ことさら気にする人は、断りづらいと思ったのかもしれません」と話した。
■「言葉が足りませんでした」長野智子が『Mr.サンデー』発言を謝罪
これらの長野の発言がSNS上では、被害女性への二次加害につながるのではないか、と指摘されてしまった。
SNSの反応を受け、長野はXを更新。《昨日のMRサンデーでの私の発言について、私の言葉足らずのために本意を伝えることができず反省しています》と切り出し、《ほとんどのアナウンサーは、日々真摯に実直に仕事に向き合い、yes,noを判断して行動をしています。被害者Aさんもその一人で、むしろ、仕事に真摯であるからこそ、編成幹部B氏の繋いだ業務の延長線上という特殊事案において、「中居氏を怒らせてはいけない」という思いで行動し、結果的に事件に巻き込まれてしまいました。悪いのは言うまでもなく、加害者です》とあらためて説明。
続けて《一方で、第三者委員会の報告書において、「アナウンサーが脆弱な立場にあったのではないか」という指摘があり、その印象が伝わることで、今も多くの女性アナウンサーに対して「上納されただろう」など中傷が浴びせられて、苦しい思いをしていることを聞いていました。私はそれは違うということを伝えたかったのですが、言葉が足りませんでした》と綴った。
討論メンバーの1人として出演した東京大学准教授の中野円佳氏は討論のなかで「Aさんが断れなかったのを、ちょっと責めるように聞こえます」と指摘したが、この指摘について長野は《うまく伝えられなかったと思ったのですが、時間がなく言い直すことができませんでした》と振り返り、《これが本意だったのですが、もちろんそう聞こえなかったという方はいると思うし、不快な思いをされた方にお詫びします。申し訳ありませんでした》と謝罪した。
「人によって受け止め方は異なるでしょうが、この日の『Mr.サンデー』でのMCの宮根さん、古市さんの発言も炎上を招いてしまっています」(前出の女性誌編集者)