「メガネ男子萌え」松下洸平は「コア視聴率1%台ドラマ大惨敗」日テレの“土曜危機”を救えるか 学校医役で地上波連ドラ初主演

ピンズバNEWS編集部 ピンズバNEWS編集部
2024.08.14 11:18

■「土ドラ9」と「土ドラ10」が惨敗中

 先の4月の改編により日テレでは土曜夜は9時から「土ドラ9」、続く10時から「土ドラ10」と2連続でドラマ枠という構成になっている。

「土ドラ9」では4月クールに今田美桜(27)主演の『花咲舞が黙ってない』が放送され、現在は小芝主演の『GO HOME』が放送中。

「土ドラ10」は4月クールにSixTONES・森本慎太郎(27)主演の『街並み照らすヤツら』が放送され、現在は福原遥(25)主演の『マル秘の密子さん』が放送中だが、いずれも視聴率で大苦戦を強いられている。

※画像は『GO HOME』の公式X『@gohome_ntv』より

「現在のテレビ界は13~49歳のコア視聴率を最重要視しています。最近の『with MUSIC』は絶好調とまではいかずとも悪くない数字を出しつつあるのですが、それに続くドラマ枠は4月クールも7月クールも絶不調で、非常に厳しい数字になっています」(前出の制作会社関係者)

 たとえば、7月27日のコア視聴率は『with MUSIC 2時間SP』が3.3%、『GO HOME』が1.4%、『マル秘の密子さん』も1.4%。

 翌週の8月3日のコア視聴率は『with MUSIC』が2.3%、『GO HOME』が1.1%、『マル秘の密子さん』が0.9%だった。この日は裏でTBSとテレビ朝日とフジテレビでパリ五輪の生中継があり、それに数字を持っていかれたところはあるだろうが……。

「『with MUSIC』はともかく、それに続く2つのドラマ枠がかなり深刻な数字になっていますよね。

 視聴率から読み取れるのは、多くの視聴者が『withMUSIC』の放送後に離脱してしまっていること。それで、2つのドラマ枠とも厳しいことになっています。しかしこれは前クールも同様で、『花咲舞』もコア視聴率1%台、『街並み』も0%台で、構造的な問題でしょう。

 日テレは、バラエティでは他局の追随を許さない民放の王者ですが、ドラマはかなり厳しい。そこで、『withMUSIC』でアーティストナビゲーターを務める松下さんを『土ドラ9』枠の主演に起用して、9時またぎでの視聴者の離脱を防ぎ、さらに10時台のドラマにも視聴者を流していく――そうして、土曜の夜に日テレドラマにチャンネルを合わせる視聴習慣を作ってもらうことを目論んでいるのではないでしょうか」(前同)

 松下の人気に思い切り乗る感じの日テレ。どうやら同局の土曜夜は、最強の“沼落ち俳優”に託されたようだ――。

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