■『エルピス』と比較する声が続々
『エルピス』と『キャスター』はテーマが被っているだけでなく、『エルピス』にプロデューサー役で出演していた岡部たかし(52)が『キャスター』でも報道局長役で出演していることから、
《岡部たかし氏が出ていることもあってフジテレビのドラマ「エルピス」と比較してしまいます》
《日曜劇場の『キャスター』はどうしても『エルピス』と比較してしまうので一話時点では物足りなく感じた。これからどうなるのか楽しみ》
《報道を題材にしたドラマとしてはエルピスが凄すぎたのでそこと比べちゃうとハードル上がる(岡部さん出てるし)》
《エルピスが偉大過ぎるんだ…。日曜劇場としては間違ってない。来週も見ます》
といった、比較する声が多く寄せられている。
また『エルピス』は、元TBSプロデューサーの佐野亜裕美氏が企画した作品だが、同企画は2016年頃にTBSで1度はボツになり、佐野氏が退社後にカンテレ(関西テレビ)の東京制作部に企画を持ち込んだところ、ドラマ化が実現したという経緯があるため、
《エルピスのプロデューサーが放送にこぎつけるまでのことを考えると、TBSがこの題材を取り扱うのは画期的なことかもしれない》
《なかなかエルピスの企画を通さなくてTBS辞めてカンテレで作ったんじゃなかったけ。。?》
といった声も。
「『エルピス』はとても丁寧に作り込まれていて、かなりリアルな感じだった。主演の長澤さんの、本物のアナウンサーさながらのリアルな発声が話題となりましたよね。『エルピス』は話題作で多くの人の記憶に残っているため、どうしても『キャスター』は比較されてしまうところはあるでしょう。
しかし、そこは現在“作品のクオリティはNo.1”と言われる日曜劇場のドラマですし、阿部さんが同枠で主演を務めるのは『キャスター』で6度目と、視聴者からの需要も間違いない。『エルピス』とは違った面白さの、テレビ局の裏側を描くドラマとして盛り上がっていくのではないでしょうか」(前出の女性誌編集者)
次週放送される第2話(20日放送)は、オンライン賭博というあまりにも旬なネタのほか、「スポンサーがいなければテレビ局が成り立たない」というセリフが飛び交うなど、かなり切り込んだ内容になると予告されている。
“阿部キャスター”の滑舌には今後も注目が集まりそうだが、同時にハイクオリティな社会派ドラマとなることに期待している視聴者も多そうだ。